私は案外せっかちだ。
すぐに答えを求めたがるし、
すぐにでも結果が欲しくなる。
ちょっとやってみてダメだとあきらめる。
期待を持って始めたことが、
結果が出ないと落胆する。
そして別のことに目移りする。
自分でもわかっている。
結果を求めるのが早すぎるということに。
初めから、
「これで勝負しよう!」と意気込みすぎているのだ。
もっとじっくりとやっていこうと思う。
例えば、このメルマガをはじめたのは、
単純な理由からだった。
自分の考えを書き出しておくこと。
それだけである。
誰かに読んでもらいたいとか、
そこからビジネスを大きくしたいとか、
ゆくゆくは本にしたいなどとは思ってもいなかった。
まさに自分宛ての日記だったのだ。
過度な期待もせず、淡々と続けていたら、
もう15年以上にもなってしまった。
でも考えてみたら、
このメルマガをきっかけに友人ができて、
本を出すことができて、
仕事が変わった。
1週間のうちの1~2時間を使っているだけで、
私のなかではビジネスの中心的存在にまでなったのである。
小さいことを長く続ける。
大きな期待もせず、
すぐに結果を出そうとも思わず、
さらには負担にならない程度で、
とにかく続けることを目標にやってみる。
営業もそうだ。
毎日ガンガン営業することを目標にするよりも、
週に1回だけ飛び込み営業をして、
売れようが売れまいが、その相手と仲良くなることを目指してみる。
もちろん、片手間で空時間にやるだけだ。
日々の営業の負担にならない程度のサイズ感で、
少しずつやってみる。
すると、1年後には、50人のお客さま候補ができる。
それを淡々と繰り返していくことで、
徐々に、売上につながっていき、
最後には、それがメインの収入源になっていく。
それは理想だが、
そこまでではなくても構わない。
そのような片手間レベルで長く続けられることを、
複数やっていく。
もちろん本業のほかに。
じっくりと種から育てていく感じだ。
桃の木や栗の木、柿の木などを植えて、
たまに肥料をやるなどして目をかけておく。
木が大きくなって実がなるようになれば、
毎年収穫できるようになる。
営業もひとつの方法だけでなく、
複数のことを同時並行で行うといい。
月の売上のための行動。
3ヶ月先の売上のための行動。
1年先の大きな売り上げのための行動、など。
じっくりと当たるお客さまもいれば、
即決を求めるお客さまもいる。
そのバラつきが重要なのだ。
実際に売れ続けている人というのはそんな感じである。
まずは、来年の売上のためにどんな行動をしているか?
もし何もしていなかったら、何かを始めたほうがいい。
目先の売上だけでなく、将来の売上を意識すること。
それが売上の安定につながり、
精神的にも安定するようになる。
目の前の仕事に振り回されて、
将来のことができていない状態は、危険である。
ふと気がつくと、ぱったりと仕事がなくなっていたりするからだ。
いまが順調ならなおのこと、
来年のために小さなことをいますぐ始めよう。
種を植えておかないと、いつまでも実はならないものだから。
ちなみに、先日行った講演のレポートをブログに書いてもらった。
こちら↓
日本綜合経営協会スタッフblog
http://koushihaken.blog.jp/archives/29169632.html