じょうずに営業トークをしゃべれば、
お客さまは聞いてくれると思っていませんか?
じつは私もずっと長い間、勘違いをしていました。
普通の日常会話と営業での会話はまったく別ものだと。
ふだん友人と話をするときには、
相手がちゃんと聞いているかがとっても気になっていたのですが、
いざ、営業の場面になると、
とにかく憶えてきた営業トークを間違えないようにしゃべるのに夢中で、
相手の興味の有無など一切考えていませんでした。
営業トークや場合によっての切り替えしトークを
しゃべるのが営業の仕事だと思っていたのです。
営業とはそういうものだ!
とにかくしゃべることが大切なんだ!
もともと超がつくほど無口で口ベタな私でしたが、
お客様の前では一生懸命にしゃべる努力をしていました。
そして一通りしゃべり終えたあと、
お客様から「うちは間に合っているよ」と言われたとしても、
さらに商品のメリットや特典の話などをして、
すべてを出し切ってから帰ってきました。
それで売れるかどうかではなく、
とにかくしゃべって情報を伝えることが営業の仕事だと
かたくなに思い込んでいたのです。
で、そんなことを繰り返していても、結果は全然売れません。
こっちはちゃんと伝えているんだ!
売れないのは商品が悪いかお客様がわかっていないからだ。
なんて勝手に考えていました。
いま思えば、100%自分が悪かったのに‥‥。
──────────
そんな私が、ある日を境に、どんどん売れはじめました。
しかもあの営業が強いと言われているリクルートで、
入社10ヶ月目には、全国営業達成率トップになっていました。
そのきっかけとは、
所内で営業トップの上司との営業同行に行ったときでした。
普段から明るくおしゃべりなその上司は、
私の想像とはまったく逆の営業スタイルで
次々と商談を決めていったのです。
その営業スタイルとは、
「しゃべらない!」こと。
普段の彼とは別人のようにしゃべらない営業だったのです。
そして最後にはお客様がニコニコしながら、
「それじゃあお願いします」と言ってくれるのです。
すごい!と思いました。
帰りの車中でなぜ売れたのかを聞くと、
「営業がベラベラしゃべっても売れないよ」
と言われて、私は気づきました。
やっぱり饒舌にしゃべることと営業成績は関係ないんだ!
それなのに今までの自分は、お客様の前で無理してカッコつけてしゃべろうとしていたんだ。
それから私は、一方的にしゃべるのをやめました。
自分が一番「素」の状態になるようにしながら、
お客様と接するように心がけました。
元来、無口な私が、無口なままの営業スタイルに変えたのです。
すると、すぐに変化が起きました。
自分の言葉が「お客様のココロに届いている」という
実感が初めてわいたのです。
今までは、
聞いているようで実はまったく聞いてくれていなかった
お客様の反応がガラリと変わりました。
それを境に、私の営業成績はグングン伸びていき、
あっという間にトップになっていたのです。
このセミナーの対象参加者は
- 営業に自信がない方、営業が苦手な方
- どこでも通用する営業の基本を身につけたい方
- これから営業を始めたいと考えている方
- 部下への指導方法を模索している教育担当の方
「売れる」ためのメカニズムがわかるセミナー
そんな私も今では20冊以上の営業本を出版し、
人に営業を教える立場になりました。
そして、なぜリクルートで
こんな無口な自分がトップになれたのかを
冷静に分析してみました。
もちろん単に「しゃべらない」だけでは売れるはずがありません。
そこには自分でも無意識にやっていたことがあったのです。
今回のセミナーは
その「売れる」ためのメカニズムとも言うべき内容です。
この「営業の基本」をマスターすれば、
たとえ営業初心者でも売れるようになります。
実際に、学生のアルバイトを使って、
営業部隊を作るためのトレーナーをやったとき、
この方法で教えた翌日にはもうひとりで受注してきました。
その解説とトレーニングを行うのがこのセミナーです。
このセミナーの主な学習効果は
- 初対面の相手に対する適切なアプローチの手順が学べる
- 顧客心理の動きを深く理解できるので営業に自身がつく
- 営業初心者や営業が苦手だという方でも簡単に実践できる
とくに営業が不慣れな人でも、
この基本さえおさえておけば大丈夫という内容です。
口下手の私ならではの方法なので、
無理にガンバって明るく振舞ったりするようなことは一切しません。
超大手銀行や生保でも採用された実績
このセミナーですが、じつは企業内研修にも採用されています。
日本生命保険や三菱東京UFJ銀行の営業教育部門にも認められて、
全国の営業マンに配布するマニュアルを共同制作したり、
全国の支店長を対象にセミナーを行ったりもしています。
業界のトップ企業にも認められた内容を、
ぜひ、あなた自身で持ち帰ってください。
なぜ同じように習っても営業成績に差が出るのか?
同じ時期に入社して、同じように研修を受けて、
同じように営業に行っていても、
なぜか人によっては、1年後には大きな差が出てしまう。
売れる人と売れない人は、どこが違うのでしょうか?
今回のセミナーは、
その違いに自ら気づいていただき、
必要に応じて修正できるようにするためのものです。
なんとなくアバウトでもやもやとしていた営業というものが、
スッキリと明快になることをお約束します。