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セミナーの休憩時間にすべきこと

私は腰が重い。

飲み会の席などでもそうだが、
最初に座ったところから滅多に移動しない。

まわりの人は、時間が経つにつれて
グラスを持ちながらあちこちに移って、
いろんな人と話をしているが、
私は、ずっと同じ席だ。

先日の高校時代のクラス会でもそうだった。

40年ぶりに会う人ばかりなのに、
ごく一部の2~3人とだけ話していた。

移動して自分から話しかけづらいのである。

また、別の人たちがしゃべっている輪に
入りにくいというのもある。

その意味では、立食パーティーも苦手だ。

食べ物を取りに行っても、
いつも同じ場所に戻ってきてしまう。

まあ、そんなにムリして話をしなくてもいいかなと思っているので、
それはそれで良しとしている。

誰にでも気軽に話しかけられる人がうらやましい。

で、本題。

セミナーに参加したときも、
私はいつも席から移動しないことが多かった。

見知らぬ隣の人としゃべることもなく、
ひとりで資料を読んだりしていた。

もちろん、そのセミナーの内容を聞きに行っているので、
そこに集中すればそれだけでいい。

でもいま思うと
それはもったいないことだったと感じている。

2時間以上のセミナーだと、
間に休憩が入ることがある。

その休憩時間をどう過ごすかが重要だと、
いまになって気づいた。

とくに用がなくても、
席を立つことをおすすめする。

小学校の授業もそうだが、
約1時間に一度は休みが入る。

それは人が集中できる時間と関係がある。

どんなに集中力を発揮したとしても、
やはり1時間くらい経つと途切れてくるものだ。

気が散ったり、別のことを考えたり、
眠くなったりしてくる。

そうすると、せっかくの学ぶ時間がもったいない。

集中力を維持するための行動をとること。

休憩時間に席を立って、少し歩いてみる。

トイレに行くのもいい。

手を洗うだけでもいい。

会場を出て廊下のポスターを眺めてもいいし、

外に出て空気を吸うだけでもいい。

もちろん知っている人がいたら話しかければいい。

そうして、一度席を立ってから戻ってくると、
脳もスッキリして再度学ぶ意識が強くなる。

とくに用事がなくても、席を立つ。
これをルーティン化することをおすすめする。

私のように腰が重い人は
とくに意識して立ち上がって欲しい。

身体のリフレッシュもそうだが、
学んだことを定着させる意味もある。

新しいアイデアやヒントというのは、
それを見聞きしただけでは身に付かない。

一度、忘れる時間を経ることで、
脳に定着してくるものだ。

これは、私がデザイン会社をやっていたときに実践していた。

クライアントから要望をもらうと、
まず一度考えてみてから、すぐに忘れるようにした。

その場で答えを出そうとしない。

そして、しばらくしてからあらためて考える。

そうしたほうが、
良いアイデアが浮かぶことを何度も体感していたからだ。

パソコンを前にして真剣に考えているときよりも、
トイレで気が緩んだときや、
お風呂につかっているときなどに、
ふとアイデアが思いつくことがあるのは、
そういうことだ。

それはセミナーのときでも同じ。

よい話が聞けたと思ったら、
それを一度リセットする。

そしてあらためて思い浮かべるようにすると、
よりリアルに使える情報として脳にインプットされる。

セミナーの休憩時間に立つというのは、
その効果を狙う意味もあるのだ。

あと、ひとりでスマホをいじって時間をつぶさないこと!

次回セミナーに出ることがあったら、
ぜひ実践してみてほしい。